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| 手軽に遠隔会議ができることで評判の音声会議ホンを製造するパナソニック
コミュニケーションズ(PCC)が、IP回線に対応した「IP音声会議ホン KX-NT700N」を発売、ラインナップを強化した。LANやPSTNと接続できてPoE機能も備えるため、これまで以上に使いやすくなった。音声コーデックにG.722を採用し、全二重対応により、より一層臨場感あふれる円滑な会話が可能。SDメモリーカードを使った長時間録音も可能だ。PCC製のネットワークカメラと組み合わせれば、低コストの簡易テレビ会議システムも構築できる。 |
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コミュニケーション
ネットワークカンパニー
国内マーケティンググループ 主事 井上重道氏 |
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今すぐ拠点間で会議をしたいが、会議システムは高価で導入していない、システムは導入されていても、社内のTV会議システムは予約しないと使えない。それにセッティングが面倒だ――。
そんな悩みを解決するのが、手頃な価格で拠点間会議を実現するIP音声会議ホンだ。パナソニック コミュニケーションズ(PCC)は、2005年に「会議用スピーカーホン
KX-TS730JPS」を発売して以来、数多くの企業に導入され、その使いやすさは高く評価されてきた。
これまでの製品は、PSTNやウィルコムの「W-SIM」に対応したものだったが、今回発売した「IP音声会議ホン KX-NT700N」は、IP回線にも対応した製品。国内マーケティンググループの井上重道主事は「これによってシリーズのラインナップが強化され、利用シーンも増えていきます」と期待を込める。 |
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「IP音声会議ホン KX-NT700N」には5つの特長がある。
まずは高音質。音声コーデックにG.722を採用し、7kHz広帯域のクリアな声質で会話できる。IP接続の際はPSTN回線での会話に比べ、広域の音声を送れるため、より明瞭で臨場感のある音声会議ができる。

コミュニケーション
ネットワークカンパニー
共通開発センター 主任技師
川上俊哉氏 |
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共通開発センターの川上俊哉主任技師は同製品の音声品質について次のように話した。「『IP音声会議ホン KX-NT700N』は双方向全二重通信に対応したことで、会話のストレスを従来の製品よりも減らしています。特許出願中の独自のビームフォーマー技術は、両者が同時に話しても頭切れのない円滑な会話を可能にしました。また、特筆する機能としては『リアルタイム話速変換』があります。通話中に話速ボタンを押すことで、相手の会話速度を遅くして聞くことができます。しかも音程は変わらないため聞き取りやすく、利用する場面に応じて、スローダウンさせる割合を切り替える機能も持っています。通常の8割のスピードに落とす『会話モード』は、会議などで聞きやすく、6割のスピードに落とす『リスニングモード』は朝礼や研修など、一方的に相手の話を聞くことが多い場合に適しています。加えて、周囲の雑音を減少させる独自のノイズリダクション機能も備えています。通話中にマイクノイズカットボタンを押すと、プロジェクターのファンなど継続的なノイズを減少させて、相手に送ることができます」
2つ目の特長は、IPとPSTN両回線対応のハイブリッド方式で、接続が簡単にできることだ。IP回線単独の接続の場合はサーバーなしで3拠点間の音声会議を開けるが、IP回線2拠点で会議中に、PSTNや携帯電話網を利用して出先の担当者を呼び出すことも可能だ。
3つ目の特長は、付属ソフトウェア「IP会議ホンマネージャー」による簡単設定機能だ。PCディスプレイ上には、本体の操作パネルと同じ画像が表示されるので、スムーズに利用できる。また、各種の設定も本体まで移動せずに手元のPCからの操作が可能だ。
4つ目はPoE対応。給電ハブを利用していれば、電源のない場所でも使用できる。なお、ACアダプターも付属しているので、給電方法はその場に応じて選択できる。
5つ目はSD録音。会話を録音できるSDメモリーカードスロットを搭載しているため、市販の2GBのSDメモリーカードを挿入して、最大67時間の通話録音が可能。録音データはPCで再生できるので、正確な議事録作成などに役立つ。
価格は15万8千円で、手軽な価格で購入できる。 |
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PCCは利用方法の1つとして、簡易的なテレビ会議システムとして導入することを推奨している。国内マーケティンググループの井上主事は「PCC製のネットワークカメラを併用することで、映像と音声の臨場感ある簡易的なテレビ会議システムを手軽に低価格で導入できます」とユーザー企業にとってのメリットを説明する。
社内LANがないユーザーでもPBXと接続して通信コスト削減と利便性を向上させる使い方もある。契約者間の通話が無料となる公衆IP電話サービスなど、PBXで割安な電話回線を利用すれば、一般電話に比べて音声会議の通話料を削減できる。
また、別売りのデジタルコードレス電話機接続ケーブルでPCC製のPBX経由で内線PHS端末を接続すれば、回線のない打ち合わせコーナーなどでも、電波の届く範囲ならどこでもワイヤレスで音声会議を行える。 |
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| PCCは主な販売対象として、すでにVPNサービスを利用している比較的規模の大きな企業の支店や支社を想定している。VPNサービスを活用することで、IP回線に対応した「IP音声会議ホン
KX-NT700N」のメリットを最も享受できるからだ。 他方、中小規模の企業への販売も見込んでいる。企業の取引がより国際化し、協業や企業の統合などから拠点間で複数の人がコミュニケーションする機会は、大きく増えることが予想できる。KX-NT700Nはそのニーズに応える製品だ。
遠隔会議システムも数年前に比べて多様化している。市場調査の結果ではキャリアのWeb会議サービスを利用した会議システムの成長率が高いようだが、日本では、欧米のように社員がパーテーションで分けられていないため、個人ごとにヘッドホンを利用して参加する会議スタイルは、特定の職種を除いてあまり受け入れられないのではという意見もある。
KX-NT700Nは、パソコンにつないでWeb会議サービスの音声の入出力を行うこともできるので、出先は個別ヘッドホンで、本社は複数人で音声を共有して参加という会議スタイルも可能だ。
「当社でも音声会議ホンのニーズは高く、気が付くと同じフロア内で複数の音声会議が開かれていることもあります」と川上主任技師は話す。 PCCはKX-NT700Nの発売にあたり、主要顧客の通信系ディーラーや複合機ディーラーに加え、これまであまり取引の多くなかったWeb会議サービス提供者やシステムインテグレータに対しても積極的にアプローチしていく。
IP音声会議ホンを使うことにより、会議のための出張がなくなり、移動に伴うコストや手間の削減に加え、CO2排出量が減らせることも大きなセールスポイントとしてアピールしていく方針だ。 |
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