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2008年5月号

富士通 経営執行役上席常務 テレコムビジネスグループ長
弓場 英明氏
NGNで見えた通信の方向性
先行開発の成果が来年収穫期に

「グローバルでの成長なくして富士通に次はない」―。
キャリア向けビジネスを所管する弓場英明上席常務はこう危機感を募らせる。
フォトニクス(光通信)、モバイルWiMAX、LTEなど、
同社が強みを持つ製品へのさらなる「選択と集中」により、
2年後に海外売上高比率50%以上、営業利益率5%を達成する計画だ。

Profile

弓場英明氏
(ゆみば・ひであき)
1970年3月、北海道大学工学部卒業。72年3月、北海道大学大学院工学研究科修士課程修了後、同4月に日本電信電話公社に入社。2002年4月、NTTドコモ取締役研究開発副本部長。04年6月、富士通経営執行役常務。06年6月、経営執行役上席常務に就任し、現在に至る

NTT東西のNGN商用サービスがいよいよ始まりました。NGNに関しては、さまざまな議論や意見があるわけですが、NGNの意義についてどう考えていますか。

弓場 NGNで一番大きいのは、これからの方向性というものが非常にクリアになったことだと思います。NGNの標準化はITUで行われていますが、ネットワークが今後どのような方向に進化していくかが大変明確になっています。我々ベンダーの立場で言えば“ホワット”―何を作るのかがはっきりしているということです。
 「ネットワークがこう変わっていく」という道筋が見えたわけですから、その上に乗るアプリケーションの可能性についても、どんどんクリアになっていくことでしょう。

現時点ではNGN対応アプリケーションはまだ十分には登場していませんが、NECなどはNGNを活用した多様な新ビジネスが次々に創造されていくといったビジョンを打ち出していますね。

弓場 NGNにより道筋がクリアになることで、新ビジネスの創造は加速していくのです。道筋が見えなければ、多くの人は何をすればいいのかが分かりません。
 ネットワークを「使うビジネス」と「作るビジネス」に分けると、私は「作るビジネス」の立場になりますが、富士通全体としては当然「使うビジネス」に大きな強みを持っています。企業向けシステムインテグレーション事業などで培った豊富な経験等を生かし、新しいビジネスを創造していくつもりです。

その試みはもう始まっていますね。例えば、富士通のマルチキャリア対応企業向けネットワークサービス「FENICS II」はNTT東西のNGNと相互接続していますが、このFENICS II上で提供されているSaaSビジネスの実行基盤「SaaSプラットフォームサービス」は、NGNアプリケーション創出の鍵を握ると言われるSDP(サービスデリバリープラットフォーム)と言っていいものです。

弓場 ええ。FENICSは以前からSDP的な役割を果たしてきたわけですが、富士通のSI力とFENICS IIを組み合わせることで、今後さらに新ビジネスの創造に貢献していきたいと考えています。

サブプライムは大丈夫

ここからは富士通のネットワークを「作るビジネス」について聞いていきたいと思います。まずは世界のキャリア向け市場の概況について教えてください。

弓場 国内については、2008年度は横ばいと見ています。NTT東西さんの発表からも分かる通り、NGNの本格展開は09年以降になります。また、09年以降に始まるスーパー3G(LTE)を控え、NTTドコモさんも3Gへの投資は一段落したところです。一方、08年に本格的に立ち上がるビジネスとしてはモバイルWiMAXがあります。富士通は、KDDIグループのUQコミュニケーションズさんから受注しました。

サブプライムローン問題で大揺れの北米はどうですか。富士通にとっては主力市場の1つです。

弓場 悲観論と楽観論の両方がありますが、ベライゾンさんなど我々の顧客に関する限り、投資意欲は今のところ落ちていません。需要は底堅いと見ています。少なくとも2001年頃の通信バブル崩壊の時のような大幅な需要落ち込みは起こらないでしょう。ただ、サブプライムローン問題による直接的な需要低下はなくても、円高ドル安の影響は避けられません。ですから、今まで以上のコスト削減努力が不可欠です。

欧州はどうですか。富士通はBTのNGN計画「21CN」の納入ベンダーの1社ですが、最近BTは方針転換を行ったと聞いています。

弓場 21CNとは単純に言うと、いわゆる黒電話のIP系による巻き取りとブロードバンドサービス加速を狙った計画なわけですが、確かにBTさんは最近、その移行テンポを変える方針転換を行いました。その理由は主に2つあります。
 1つはVoIPの制御システムが難しいことです。もう1つはブロードバンド市場における競争環境の変化です。06年にBTさんはアクセス回線部門を分離しましたが、その結果ブロードバンド市場の競争は進展し、BTさんも今まで以上にブロードバンドサービスに力を入れる必要が生じていました。
 この2つの要因から、BTさんは21CNの予定を変え、ブロードバンド投資の優先順位を高めることにしたのです。そういうことですから投資が落ち込むというわけではなく、我々にとって需要は上向きだと捉えています。
(聞き手・土谷宜弘)
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