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2012年11月号

NTTドコモ
代表取締役副社長
岩封カ夫氏
LTEの100M高速化で引き離す
クラウドを活用したサービス強化

「iPhone 5」が話題を集めるなか、
10月中旬にNTTドコモが冬モデルを発表した。
スマートフォン9機種をすべてLTEサービス「Xi」対応にするとともに、
下り最大100Mbpsまで高速化する。
強みとしてきたネットワークは、通信障害が続いたが、岩封寰ミ長は
「地道な取り組みを重ねていく」と信頼回復に意欲を見せる。

Profile

岩封カ夫氏
(いわさき・ふみお)
1977年3月早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻修了。同年4月日本電信電話公社入社。89年10月日本電信電話株式会社ネットワーク総合技術センタ担当部長。93年7月エヌ・ティ・ティ移動通信網設備部担当部長。99年3月設備建設部次長。99年6月エヌ・ティ・ティ・ドコモネットワーク建設部長。2005年6月執行役員ネットワーク企画部長。08年7月執行役員九州支社長。2010年6月取締役常務執行役員ネットワーク担当。2012年6月代表取締役副社長マルチメディアサービス、ネットワーク、技術担当、現在に至る

KDDIとソフトバンクモバイルから「iPhone 5」が発売され、人気を集めています。ドコモはiPhoneを取り扱っていないことで、大きな影響を受けているのではありませんか。

 iPhone 5は発売直後ということもあり、その影響を分析するまでには至っていませんが、これまでのところ総販売台数(新規と機種変更を含めた数字)では決して売り負けていません。月ごとに変動はありますが、概ね50%以上の総販売台数を確保していることから、我々も魅力的な端末を供給できていると思っています。

とはいえiPhoneがないことが、MNPを利用した流出が続いている要因であるように見えます。

 iPhone 4S発売時の分析では、iPhoneを目的とした移行は2割程度にすぎませんでした。移行理由で最も多かったのが「端末の価格が他社の方が安いから」というものです。例えばiPhoneの16GBはゼロ円で販売されており、競争が激化しています。また、若い人の間では「友人と同じものを選べば安心」「周囲と同じ機種ならわからないことを教えてもらえる」といった理由もあってiPhoneがじわじわと広がっています。
 その結果、家族ごと移行されてしまう可能性も否定できないため、「家族セット割」を導入し、訴求に力を入れています。家族セット割開始後のアンケートでは、「一家全員の端末が割り引きになるから購入した」との回答が6割以上あったので、一定の認知もされているようです。

iPhoneで好調のKDDIやソフトバンクモバイルにどのように対抗していきますか。

 我々にとって何が“アゲインスト”なのかと言うと、ポートアウトが多く、結果として純増が十分に取れていないことです。従って、ポートアウト戦略が重要になってきます。
 ポートアウトというのは、ドコモのお客様が他社に移ってしまうことですから、ある意味、守りの戦略になることも事実です。
 現在、最もお客様に訴求しようとしているのが、LTEサービスの「Xi」です。iPhone 5の導入で他社もLTEサービスを開始しましたが、我々は2年早くサービスを開始しており、先行者メリットを活かしたいと考えています。

全国でネットワークを高度化

10月11日に冬モデル16機種が発表されました。このうち9機種がスマートフォンですが、すべてXi対応になっていますね。

 冬モデルの特徴のひとつが高速化であり、全機種が下り最大100Mbpsに対応しました。またネットワークの高度化にも取り組んでおり、75Mbpsに対応したエリアを年度末には全都道府県の県庁所在地と主要都市まで拡大します。
 100Mbpsに対応したエリアについては当初、東北、北陸、四国、信越、沖縄から開始して順次エリア拡大し、電波免許上の使用制限が解消される2014年4月以降は東名阪、九州も加え全国へ拡大する計画です。
 このほか、スマートフォンをご利用中のお客様からバッテリーの長時間化をご要望いただいておりましたので、5機種は2000mAh以上の大容量バッテリーを搭載しました。バッテリーの容量が大きくなると充電時間も長くなることから、従来品よりも約1.5〜2倍の速さで充電できる急速充電対応のACアダプターも投入しました。
 このように、冬モデルはお客様の声を反映したラインナップになっています。

スマートフォンではGALAXYなど海外メーカー製品が存在感を増しています。しかし、国内メーカー製品を主力にしてほしいと望んでいるユーザーが多くいるようです。

 国内メーカーがスマートフォンへのシフトに少し遅れてしまったことは否定できません。我々は昨年来、各社と一緒に、電池の持ち時間やタッチパネルの操作性など海外メーカーと比べて遅れている点を定量的に評価し、具体的な目標を設定して水準を上げる努力をしてきました。その結果、夏モデルは国内メーカーが十分にキャッチアップできたと見ています。
 フィーチャーフォンでは、大半のお客様が国内メーカー製品を使っていました。スマートフォンでもまずは同じメーカーの端末を比較するという方が多くいるので、我々としても国内メーカーにはがんばっていただきたいと思っています。

Androidはセキュリティの脆弱性などの問題が指摘されており、他にOSの選択肢がないことは不利になる可能性もあります。Windows Phone 8は日本市場への投入が遅れるようですが、発売する計画はありますか。

(聞き手・土谷宜弘)
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